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探偵!ナイトスクープ感想 ~0-X-X~

2017年10月20日に関西地区で放映で放映された「探偵!ナイトスクープ」の感想。

【父に結婚を認めてほしい!】
依頼者は沖縄出身、関西在住の依頼者の女性。関西でできた交際相手と結婚することになった。
沖縄に住んでいる依頼者の父は、娘が関西に出ることにも反対していて、依頼者が彼氏を父に引き会わせても父は目すら合わせてくれない有様らしい。
さらに悪条件が重なる。その交際相手はピン芸人のピー山ピー之助。失礼ながらそれほど売れているとは思えず、結婚したらほぼ確実に経済的に困窮することは目に見えている。

石田探偵が趣旨を隠して父に接触する。「娘に彼氏の『影がある』」という表現や、彼氏がいるという娘の言葉をいないと聞き違えるあたりに、どうしても娘の結婚を認めたくない心理がだだ漏れであるw

彼氏を実家に連れていき、父に合わせることになった。
家に入ったときの彼氏の表情w 目が泳ぐってこういうことを言うんだなぁ。
彼氏に対して「伊鈴さんを下さいと?」と問い詰める父。いやいやあんたのモノじゃないだろうw
それでも依頼者の結婚への決意は固い。経済的に苦しくなるであろうことは容易に予想されるが、覚悟もしているようだ。
彼氏も涙を流して父に結婚の許しを請う。泣かず飛ばずのふがいない自分を責めるようなことを口にしていたが、その辛さはいかばかりか。
最終的には父が折れた。娘の覚悟の固さと彼氏の真摯な態度あってのものだろう。
「芸人でダメだったら運転手で使うからな」と言ってくれる。やったねピーちゃん!再就職ができるよ!

最後にピー山ピー之助としての芸を披露。パッパ固まっとるやんけw せっかく許してもらえたのに考え直されたw

円満に結婚を許してもらえてハッピーエンドではあるが、依頼者の父はちょっと子離れができていない印象だった。関西に行くのを反対していたり、娘に彼氏ができたり結婚したりするのを嫌がったり。
まあ娘が大事で仕方がないのは分かるけど、もう娘も大人なんだし解き放ってやろうぜw 結婚した結果不幸になってもそれは娘の責任やで。

【写真でたどる亡き父の最期の旅】
依頼者の父は旅行が趣味だったが、奄美から大阪への旅行の直前にがんが判明。余命は1年とのことだが本人には伏せられていたらしい。
本人はそれを知らず大阪へ旅行に行き、その後亡くなったらしい。
という経緯を説明した依頼文の時点で泣き出す局長w 早漏にも程があるぞ。

依頼者の家族は旅行中の父からの電話をそっけなく扱ったことを後悔しているとのこと。これはまあしょうがないわ。運命だ。
新阪急ホテルに行く。写真に写っていた飛鳥時代風の壁画で喫茶店を特定したり、父の止まっていた部屋に案内してもらったり。
造幣局で桜を撮る。写り込んでいた品種の看板が抜かれていたため職員に持たせて撮影。職員に何させてるんだw
道頓堀。カールの看板って自分が写るようになってるんだな。
三宮の地下街・さんちか。フルートを演奏していた2人組を探し出して一緒に撮影。よく見つけ出せたなぁ。さすがだ。写真を撮りまくっていたおかげでフルート奏者のほうも依頼者の父をうっすら覚えていたようだw なお彼らはなかなか依頼者が来ないのでずっと待ちぼうけだったらしいw
こうやって状況再現できたのもナイトスクープの名前のおかげが大きいな。個人じゃここまでやってはくれなかっただろう。ナイトスクープ様様だわ。第4権力の正しい使い道だ。

これを撮った人はもうこの世にいないけど、写真に何か気持ちを込めて撮っていたんだなと思うと切ない。デジカメのデータが残っていればその人はある意味生き続けている…のか?

あと妻と娘は今にも泣き出しそうだったが、同行していた孫が無邪気で少し救われた感がある。
喫茶店でミックスジュースを飲んで「絶対これアレだ。主にオレンジだ」とかある意味空気を読まない言動のせいで空気が少し軽くなった。

【無敵の父に打ち勝ちたい!碁石ゲームの必勝法】
ルールの説明:
碁盤の3列だけ使い、両端に白、黒の碁石を置く。プレイヤーは交互に自分の石を動かす。
碁石は前後にいくらでも進めるが、列を変えたり駒を飛び越したりはできない。また、碁石は必ず1マスは動かさなければならず、パスは許されない。
最終的に相手の石をすべて端に追い詰めたら勝ち。

必勝法を探す寛平探偵と依頼者。
まず必ず勝てる最終局面を作り、そこから逆算して必勝のパターンを見つけ出そうとしていた。思考プロセスが垣間見えておもしろい。このような帰納的な探索はこの手の問題を解くには非常に有効だ。
だが2人だけでは必勝を見つけるには至らず。いいところまで行ってたと思うんだがなぁ。
物理担当の山田先生を召喚し、完全な必勝法を解明。ついに親父越えに成功。

必勝法を説明する。
碁石ゲームは、次に相手の番であるときに、ある列(便宜上Aとする)の間隔が0、他の列(B、Cとする)の間隔が同じという状況を作れれば必勝。山田先生いわく「0-X-X」パターン。
なぜこれで必勝なのかというと、相手の手順でこの状況であれば、相手がどんな手を打とうとも自分は必ず駒を前進させられるからだ。駒を前進させ続ければ必ずいずれは相手の駒をすべて追い詰められる。
相手がBまたはCの駒を前進させた場合、自分はB、Cのうち相手が動かしていないほう列の駒を、相手と同じマス数だけだけ前進させる。そうすれば0-X-Xパターンは保たれる。
相手がBまたはCの駒を後退させた場合、自分は同じ列の駒を相手が後退したのと同じマス数だけ前進させれば0-X-Xパターンが維持される。
相手が列Aで後退させたら、列Aの駒を前進させてまた間隔を0にすればよい。

つまりこのゲームは先手必勝。
先手が第1手で駒を目いっぱい前進させて間隔を0にしてしまえば、0-X-Xパターンを作れる。
依頼者の父はこの必勝法を使っておらず、途中でこのパターンに持ち込んでいたが、これは依頼者に必勝法がバレないようにあえてナメプしていたのだろう。

なおこの必勝法は任意の列数に一般化することができる。
列が奇数個の場合は、先手が第1手でいずれかの列で間隔を0にすれば必勝。
列が偶数個の場合は後手必勝。
すべての列(奇数個の場合に第1手で動かした列を除く)を2列ずつの組にし、同じ組の列の石の間隔を同じに保つように石を前進させれば勝てる。0-n(X-X)パターンとでも言おうか。

より一般化させて言うと、この手のゲームは、「勝ちの局面で成立する特定の条件を保ちつつ、常に局面を終了に進める方法」が見つかれば必ず勝てる。
このゲームの場合の「勝ちの局面で成立する特定の条件」は「0-X-Xパターンの成立」となる。
T82 aoitan あおいたんのパズルを数学しましょうか_修正版のスライドに出てくる不変量の概念とかが関係しそうな気がする(関係するとは言ってない)。

最後に寛平探偵は「楽しいゲームです。遊んでみてください」と言うが、必勝法を知ってしまったらもはや作業だ。もうあの頃には戻れない。
どうしても楽しみたいなら、駒の間隔をすべて違えて配置すればこの必勝法が直ちに適用できなくなるので少しは楽しめるかな?
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